株式会社鴎来堂様
“集中力を高く保つ” 精緻な業務に必要とされる空間創り
書籍を中心とした編集業務の中で「校正・校閲」を専門とする株式会社鴎来堂。
業界内では珍しく、120名を超える校正・校閲の社外スタッフだけでなく、自社で20名程度の校正・校閲スタッフを擁しているため、精緻な業務を必要とする校閲部にはレイアウトから音環境に至るまで集中力を高める空間創りが必要でした。また、営業部とは空間を隔てながらも、コミュニケーションや一体感を感じられるオフィス創りをおこないました。
エントランス
校閲を手掛けた書籍をデザインの一部として展示したエントランス。社員と出版社さん、出版社さん同士など、人と人の繋がりを生み出すことを目的としています。
スリット状のガラス越しには、社内のライブラリー兼通路が見え、仕事をする社員の姿をエントランスから垣間見ることが出来ます。
社内からは来社されたお客様にいち早く気づくことが出来、また自分の担当でない出版社の方とも自然と顔を合わせ挨拶をする、そんな豊かなコミュニケーションを生み出す仕掛けです。
ワークスペース・多目的スペース
高い集中力を保つことができる空間を必要とする校閲部と、お客様と密なやり取りを行う営業部。オフィス環境は完全に区切りつつ部署間のコミュニケーションと一体感を感じることが出来る空間創りがポイントでした。
校閲部はシンプルでゆったりとした空間の中、集中力を高め作業に没頭できるように分散型レイアウトを行い、営業部は情報共有と密な連携を実現する空間とし、それぞれの業務特性に合わせ生産性を高める設計を行っています。
また校閲部の行動導線を営業部と交わるように引くことで、偶発的で自然なコミュニケーションを生み出しています。部署間にはガラスパーティションを立て音環境を分断しつつ、お互いの動きや空気感を共有することができます。
ワークスペースからは、エントランスから垣間見えるライブラリー・通路を通って直接多目的スペースに行くことが出来るように導線を設計。
この多目的スペースでは社員が昼食やリフレッシュを行ったり、来客との応接スペースとして活用しています。
会社名 株式会社鴎来堂