株式会社島田電機製作所様
リノベーションをしていなかったらを考えると、ゾッとします。
株式会社島田電機製作所
代表取締役社長 島田 正孝 様
単に、綺麗でかっこいいオフィスを造ってもしかたないと思っていました。
河口:
リノベーション後のオフィス、いかがですか?
島田社長:
いいですよ!
単に、綺麗でかっこいいオフィスを造ってもしかたないと思っていたし、工場っぽさも残しつつ、ものづくり、マニアックさ、そういうのをラボ感として出したいと思っていたので、イメージに近いオフィスになって本当に良かったです。
河口:
それは良かったです!
今回は、当社がレイアウト・デザインの基本設計をして、島田社長が、工事会社様と打合せをして詳細を決めていくという方法を取りましたが、最後の味付けで、本当に良い感じで社長らしさが出ましたね!とても素敵です!
島田社長:
基本は、御社に設計してもらった通りですが、「ここはこうしたい!」と思う所を、色々拘ったら結果こうなりましたね(笑)
河口:
とても素敵ですよ。島田社長と直に話をすれば、社長のクリエイティビティさや、遊び心が伝わると思うんですけど、以前のオフィスでは、空間から、それはあまり感じられなかったので、ブランディング的には、若干足を引っ張っていたと思うんです。新オフィスは、社長らしさがそのまま伝わってくるので、すごく良いです!
当社 河口
「一緒に働くという一体感」が強まってきたのはとても良いです。
河口:
会社の雰囲気とか、働き方とか、何か変化を感じた事ありますか?
島田社長:
まずは、全体的に明るくなりましたよね。
社内の会話とか、誰かの所へ移動するとか、そういう行動自体が増えたと感じています。
当初、話しましたが、オーダーメイドで物を造る当社では、人と人が接するアナログ感と言いますか、そういうのを大事にしているので、”誰かと話をする為に行動する”という機会が増えたのは、とても良いと思っています。
河口さんが、「オープンな空間に、結構早く馴染んでいきますよ!」と言ってましたけど本当ですね。最初、設計部署のメンバーが、壁を無くすと(個室では無くなると)、周りの音が気になり仕事に集中できないので・・・と、やや否定的だったんですけど、実際やってみたら「壁を無くして良かったです!」と言ってくれたんですよ。
河口:
そうですね。普通は”静かだから集中できる”と考えますからね。適度な雑音は、逆に集中力を高めますし、周り声が自然に聞こえるのは、会社の状況が判るので仕事のしやすさにもつながりますしね。
島田社長:
そうなんですよね。今は、誰が何をやっているのかを、お互い感じられていると思います。何となく気配を感じるとか、自然に聞こえてくるとか、この空間の良さがでていると思いますね。”一緒に働くという一体感”が強まってきたのはとても良いです。その辺り、当初のコンセプト通りの効果はでていると思います。
河口:
それは良かったです!
「濃密な人間関係を築く」をテーマにされていたので本当に嬉しいです。
採用面接に来られた方の反応はやはり違いますね。
河口:
リクルーティングはどうですか?影響大きいんじゃないですか?
島田社長:
いいですよ!
採用面接に来られた方の反応はやはり違いますね。
オフィスをWEBに掲載しているので、それも期待感を高めていると思いますし、リノベーション前とは明らかに差を感じます。
コロナの影響で、オンライン面接も増えましたが、画面の背景がこの雰囲気になっているだけでも伝わり方は違いますよね。
”この環境が面白い”と思って入ってきたメンバーですから、やはり従来のメンバーとは、ちょっと違っていて、そういうのも面白いですよね。
当社は、新卒採用を数年前から始め、そこで入ってきた若い社員によって社風が変わってきているので、今後「このオフィスを面白い」と思って入ってくる人が増えると、もっと社風は変わってくると思いますので、楽しみです。
このオフィスになっていなかったら、話が来る事はなかったと思っています。
河口:
お客様の反応はどうですか?
島田社長:
変わってきましたよ。
先日ご来社頂いたメーカーの方は、オフィスを見て「ちょっと若手メンバーも連れてきます!」とおっしゃって、本当に翌週再びご来社されたんですよ。その時は、みなさん来られたので、ミーティング後に一緒にここ(カフェスペース)でお酒を飲んだりしましたよ。
また、来週、メーカーの上層部の方がご来社頂ける事になっているのですが、先方から訪問したいと連絡が来たんですよ。今までは、そういう事は無かったので、今までの取り組みの積み重ねの上で、今回のオフィスが後押となって、そういう事が起きるようになってきたんだと思っています。
先日は、公的機関の「中小企業にもっとデザインの力を取り入れる!」という事を担当されている部署の方からインタビューを受けました。
これも、このようなオフィスになっていなかったら、話が来る事はなかったんだろうなと思っています。
河口:
すごいですね。
人が集まってきている感じがしますね!
工場見学も活況ですよね。
島田社長:
そうですね。メディアにも、たくさん取り上げてもらっていますし、「1000のボタン」を目当てに来られる人もいますし、工場見学は増えましたよ。
河口:
オフィスの扉をエレベーターに見えるようにしましょう!とか、1000のボタンにたどり着くまでに何が見えるかとか、時間かけて考えましたものね。
御社に人が集まるようになったのは、すごく嬉しいです。
右のエレベータが、オフィスの入り口です。
「もし、リノベーションをしていなかったら、、」を考えると怖いですよね。ゾッとします。
島田社長:
もともと、私は環境(空間)を変えたら、会社は変わると思っていて、そういう事をやっている会社は無いかな?と思っていた所に御社と出会えたので良かったです。
当時、御社の実例をたくさん聞いて、「やっぱり環境変化で会社は変わるんだな!」って思いましたし、実際リノベーションが終わり、社員の声を聞いて「やっぱりそうだよな!」とあらためて実感しました。
河口さんが、「空間を造っても会社は変わらないですよ」と言っていた意味はよく解りますよ。空間は後押しだけで、自分達が変化を望まないと、空間だけでは変わらないという事ですよね。私達は変化を望んでいたので、その相性は良かったと思いますし、実際、会社が大きく変わる、きっかけになりました。
今の状態が、当たり前になり過ぎていて、以前の状態が思い出せないくらいですよ。「もし、リノベーションをしていなかったら、、」を考えると怖いですよね。ゾッとします。
リノベーション前
会社名 株式会社島田電機製作所
URL http://www.shimada.cc/