効果が持続しないリノベーションとは?!
「オフィスのリノベーションを行っても、皆のモチベーションが上がったのは最初だけでした…」
なんて話をよく耳にします。
私は、以下のように考えています。
モチベーションをプラスとマイナスで表現し、上方が『良い事が多くモチベーションが高い状態』、下方を『嫌な事が多くモチベーションが低い状態』だとします。
まず、前提として「仕事」は「遊び」ではないので『嫌な事があるのは当然』だと思っています。
その嫌な事、例えば、
・お客様に無茶を言われる。
・上司に叱られる。
等、それらをを合わせて嫌な事が「-50ポイント」だとします。
そして、
・お客様から感謝されて嬉しかった。
・会社の同僚と話をするのが楽しい。
等、良い事が「+30ポイント」あったとします。
そうすると、差し引き「-20ポイント」となり、
『いい事もあるけれど、嫌な事が多い会社…』という事になります。
逆に、嫌な事が「-30ポイント」で良い事が「+40ポイント」
であれば、差し引き「+10」となり、
『嫌な事もあるけれど、良い会社!』となるわけです。
それを前提として話を進めます。
空間リノベーションをしたら、多かれ少なかれ、モチベーションは上がると思います。
それが持続すれば良いのですが、残念ながら、人はすぐ慣れてしまうのです。。。
例えば、高層ビル上層階で働く方々に、「こんな景色を見ながら働けるなんて、うらやましいです!!」と言うと、多くの方は決まって「一か月もしたら、慣れてしまって、見もしなくなりますよ…」とおっしゃいます(笑)
このように、壮大な景色が見えるようになったとしても、見慣れてしまうのです。
この場合、モチベーションの差し引きが「-20ポイント」の会社が、リノベーションをした事により「+40」となったが、その後、慣れてしまって、そこから「-30」になったのだとしたら、差し引き「-10」になり、
「オフィスのリノベーションを行っても、皆のモチベーションが上がったのは最初だけでした…」
となるわけです。
そう考えると、やはり、『慣れてしまわないリノベーション』が良いですよね。
そのポイントは、「見た目を変える」のではなく「中身を変える」という事です。
当社の空間創りは、見た目のデザインを変えるのではなく、空間を変える事で、社員の行動を変え、会社(社風)自体を変えていきます。
「白い壁」を「青い壁」にしても、しばらくしたら慣れてしまうかもしれませんが、「楽しくない」が「楽しい」に変わった場合、しばらく経っても「楽しくない」に戻ることは無く、「楽しい」は「楽しい」ままという事です。
当社が手掛ける『会社を変える空間リノベーション』ご興味がある方はお気軽にお問合せ下さい。
ビジネスクリエイション事業部
事業部長 河口英二