Googleのオフィス利用開始について思うこと
先日、googleが、完全テレワーク運用を終了し、オフィス利用を再開する旨のニュースが流れました。
これについて思うのですが、
未だに、
「テレワークでもできる」と
「テレワークの方が良い」が
同じレベルで話されているように感じます。
テレワークの企業側のメリットはおおよそ以下のように言われています。
■コスト削減(家賃・交通費)
■遠方の方も採用できる。
■家庭の事情で通勤ができなくなった方の退職を止める事ができる。
■企業イメージの向上(テレワークを採用している事で)
■災害時の対応(スムーズな在宅ワーク)
等、多くがコスト削減と人材確保に関するメリットで、それも大事ですが、
「テレワークにした事で、部署間コミュニケーションが活性化した」
「オンライン会議の方が、意見が活発に出る!」
「テレワーク採用として入社した社員達が、会社をリードしている!」
等、仕事本来のメリットは殆ど聞いたことがありません・・・
また、転職の条件で、「テレワークができるか!」を重視している方がとても増えているとの事。通勤ラッシュに会わないし、嫌な上司と直接顔も合わさなくて良いテレワークは、私的メリットが大きいため、望む方がとても多い。
なので、ついつい、オフィスワークじゃなくても『テレワークでもできる』を考えがち。
しかし、”仕事”なので、
本来『テレワークの方が良い』場合に、テレワークを行うべきと考えます。
オフィスにいると、「ちょっと今いいですか?」で仕事が遮られがちな中で、テレワークは、環境を整えれば、とても集中でき、生産性が上がる場合もあり、『テレワークの方が良い』という仕事も確実にあります。
『テレワークでもできる』からテレワークを推奨する。
ではなく、
『テレワークの方が良い』からテレワークを推奨する。
そのように考えていかないと、経営に影響がる会社が出てきてもおかしくないと思います。
そのような風潮の中、完全テレワークにトライし、良い点・悪い点を理解した上で、完全テレワークを廃止し、ハイブリッド運用を目指すと公言されてるグーグルは本当にすばらしいと思っています。
ビジネスクリエイション事業部
事業部長 河口英二