ワークライフバランスの均衡点はどこ?

「ワークライフバランスが大事!」
ここ数年で良く聞かれるようになりましたね!

政府は、労働人口減少を食い止めるべく、多様な働き方ができるよう、ワークライフバランスを重視した社会を目指しており、その鍵を握るテレワーク推進に力を入れています。

仕事がしたくても、時間的、環境的制約で仕事に就けない方に働いて頂けるよう、仕事以外の時間を充実させる事にフォーカスした施策という事になります。

逆に言いますと、仕事の時間がどうなるかは、企業に任せているという事になります。

かつて話題になった、IBM・Yahooの在宅ワーク禁止や、先日のコラムにも書かせて頂いた、Googleのオフィス利用再開にもあるように、テレワークは、なかなか課題が多いのが実情。

最近は、転職の条件で「テレワーク重視!」が増えているとの事。また、採用面接で「私はワークライフバランスを重視しています!」と言ってくる応募者の殆どがプライベート重視派に感じると、人事の方が言っている話も耳にします。

本来、ワークライフバランスとは、



やりがいのある仕事と充実した私生活を両立させるという考え方」です。
(出典:デジタル広辞苑(小学館)」
 


 
そのような状況の中で、ワークライフバランスを取るには、

①まずはテレワークの推進

仕事の日は、通勤時間を考慮すると、一日が実質仕事で終わってしまう方が多いと思われ、まずはテレワークを推進しないと、時間的にワークライフバランスを取るのは難しいという事になります。(会社のすぐ近くに住む選択肢もあり)

②次に仕事の時間の充実

テレワークが推進されたら、今度は、仕事の時間をいかに充実させられるかがポイントとなります。オフィスワークに比べ管理されないテレワークの中で、自ら仕事を充実させていく。その自己推進力がある人が、はじめてワークライフバランスが取れる人になるのだと考えます。

ワークライフバランスの均衡を取る。仕事とプライベートの両方をしっかり意識しないと、なかなか難しいという事です。

ビジネスクリエイション事業部
事業部長 河口英二